ラキール公式|株式会社ラキールのエンジニアたちによるTECH BLOG

ビジネスアプリケーション開発運用基盤である「LaKeel DX」をはじめとして、先進的なアーキテクチャと深い業務理解をもとに構築された13種類のプロダクトを展開しています。IT業界の常識を変える「サスティナブルソフトウェア」を多くのお客様に届けられるよう挑戦し続けています。

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ビジネスアプリケーション開発運用基盤である「LaKeel DX」をはじめとして、先進的なアーキテクチャと深い業務理解をもとに構築された13種類のプロダクトを展開しています。IT業界の常識を変える「サスティナブルソフトウェア」を多くのお客様に届けられるよう挑戦し続けています。

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Product

業務アプリケーションや、業務部品(Components)の開発を行っているProductグループの取り組みの紹介です。

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Nest.jsでmultipart/form-dataとうまく付き合う【後編】

はじめにこんにちは、LaKeel Product Groupの土屋です。 前回の投稿からかなり間が空いてしまいました。 後編である本記事では、前回取り上げたNest.jsやmultipart/form-dataの基礎を踏まえた実装方法をご紹介します。 今回は特にファイルアップロード系の機能にフォーカスして、Nest.jsの高い柔軟性を活かしたサンプルコードとともに、具体的な実装方法をお伝えしてまいります。 みなさまの開発にお役立ていただければ幸いです。 1. 基本的なmul

Nest.jsでmultipart/form-dataとうまく付き合う【前編】

はじめにこんにちは。株式会社ラキールで LaKeel DX Product Group Components Teamに所属する土屋です。 私が所属するチームでは、LaKeel DX基盤上で使えるソフトウェア部品を開発しています。 その中でも、私はファイル基盤というサービスの機能拡張を主に担当しています。 ファイル管理基盤は、WebAPIで各種クラウドストレージを透過的に操作できるサービスです。 このレイヤがあることでLaKeel DXの開発者は、AWSやGCPなど個別のク

デコレータ複数定義の罠~ミスを学びに変えよう~

😀初めにこんにちは。株式会社ラキール DX Productグループ所属の吉澤です。 僕のグループはLaKeel DX基盤を用いたアプリケーション開発に取り組んでいます。 僕はHR人事チームに所属しており、LaKeel HRの開発に携わっています。 LaKeel HRはLaKeel製品群の中で若い製品であり、絶賛売り出し中、毎日刺激的で学びの多い日々を過ごしています。 さて、少し時期は戻りますが、2023年3月16日にTypeScript 5.0が公式リリースされました。T

Platform

SRE や Platform Engneering の取り組みについて色々と書いていきます。

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GitLab CI/CD Catalog のすゝめ

はじめにこんにちは、SRE チームの吉村です。 2024 年 5 月に GitLab 17.0 がリリースされ、新たに GitLab CI/CD Catalog が一般公開されたのですが、この GitLab CI/CD Catalog という機能を皆さんはご存じでしょうか?『GitHub Actions の Marketplace のような機能』と言えばピンと来る方も多いかもしれません。 GitLab CI/CD Catalog は、作成した CI/CD のパイプライン設

GitLab CI/CD のための Lint & Diff 導入事例 ~デプロイの安全性向上~

はじめにこんにちは。株式会社ラキールの LaKeel DX Platform Group SRE Team に所属する高橋です。 私たちのチームでは、LaKeel DX サービスのインフラ整備や、開発者・運用者のサポートを行っています。 私たちが実装している GitLab CI/CD の Lint & Diff について、背景から導入効果までご紹介いたします。 GitLab CI/CD とはGitLab CI/CD まずは、ラキールがソフトウェア開発で使用している G

コンテナレジストリとは?~ AWS ECR への移行 ~

はじめにこんにちは、LaKeel DX Platform Group SRE Team の吉村です。私たちが所属する LaKeel DX Platform Group では、開発者が爆速で開発し、運用者が安定したシステム運用ができる環境の提供をミッションに掲げ、日々進化する技術環境の中でより高度な基盤を構築しています。 その一環として、Docker イメージや Helm Chart をバージョンで保持する社内のコンテナレジストリを Harbor から AWS ECR に現在

Docker DesktopからRancher Desktopへの移行 ~ 移行で直面した問題と解決策 ~

はじめまして、こんにちは。LaKeel DX Platform Group SRE Team に所属する吉村と申します。普段の業務では、LaKeel DX のインフラの構築と、LaKeel DX 開発者をサポートする「LaKeel Manager」という製品の開発を行っています。 さて、弊社ではもともと Docker 環境の構築に Docker Desktop for Windows を使用していましたが、最近の Docker Desktop の有償化に伴い、Rancher

Engine

プログラミング技術の紹介や開発基盤作りに関するあれこれ

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生成 AI を活用した UI の自動生成 ~ プロンプト編 ~

はじめにこんにちは。株式会社ラキールで DX 基盤開発を行う LaKeel DX Engine Group に所属する田村です。 現在、フロントエンド開発に高度なプログラミング知識を必要としない、ローコードビジュアル開発環境「Component Studio」の開発を行っています。 このたび、「Component Studio」では、生成 AI を利用した画面の自動生成機能「AI Navigator」をリリースしました。本リリースに関するプレスリリースは こちら をご覧く

生成 AI を活用した UI の自動生成 ~ アーキテクチャ編 ~

はじめにこんにちは。株式会社ラキールで DX 基盤開発を行う LaKeel DX Engine Group に所属する田村です。 現在、フロントエンド開発に高度なプログラミング知識を必要としない、ローコードビジュアル開発環境「Component Studio」の開発を行っています。 このたび、「Component Studio」では、生成 AI を利用した画面の自動生成機能「AI Navigator」をリリースしました。本リリースに関するプレスリリースはこちらをご覧くださ

社内にクライアント証明書認証を導入した話

はじめまして、株式会社ラキールの LaKeel DX Engine Group に所属する海老と申します。 近年では、サイバー攻撃による個人情報の流出が大きな話題になるなど、 企業のセキュリティ強化の重要度が高まっています。 ラキールでは、企業のユーザ管理、認証・認可、シングルサインオンを統合的に提供する「 LaKeel Passport 」というサービスを通じて、セキュリティの課題に対応しています。 今回、私たちのチームは LaKeel Passport と連携したクラ

Vue2 と Vue3 を共存させるためのマイクロフロントエンドアプローチ (第二回) SystemJS による依存関係の動的解決~

※ 今回の記事は single-spa 導入の第 2 回となります。 マイクロフロントエンドや single-spa の概要については 第 1 回の記事をご覧ください。 はじめまして、株式会社ラキールの LaKeel DX Engine Group に所属する海老と申します。 我々のチームでは、UI コンポーネントを一元管理し、自由に組み合わせてアプリケーションを構築できるフロントエンド開発基盤「LaKeel Visual Mosaic」を開発しています。 Visual

Consulting

DX推進チームであるコンサル部門での取組みの紹介です。

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システム日付取得の設計時考慮ポイント

はじめに はじめまして。株式会社ラキール LaKeel DXコンサル4Groupに所属する土屋です。 私の所属するGroupでは、金融業務を中心にLaKeel DX上で動作するシステムの提案・設計・開発・保守を行っております。 今回投稿させていただくトピックは、業務システムで用いられる「システム日付」の取得について設計時に考慮すべきポイントをお伝えしたいと思います。 システム日付とは システム日付とは「システムが動作する機器が保持し、OS等が返却する現在の日付」と定義

LaKeel DXを活用した並列分散バッチ

はじめに こんにちは。 株式会社ラキールで LaKeel DX コンサル3 Groupに所属する内田です。 普段の業務は、LaKeel DX上で動作するシステムの設計・開発・保守を行っております。 今回紹介させていただくのはLaKeel DXを活用した並列分散処理になります。 私が担当しているプロジェクトで大量データを短時間で処理しなければならないという課題がありました。この課題解決にあたり並列分散バッチが考案され、採用されました。これまでのLaKeel DXではサポー

マイクロサービスアーキテクチャはどこまで分割したら良いか

はじめにこんにちは。株式会社ラキールで LaKeel DX コンサル3 Groupに所属する和知です。 普段はお客さまの課題解決に向けて、LaKeel DX上での設計や開発を行っています。 今回はLaKeel DXの特徴である「マイクロサービス」についてと私自身が開発して感じたことをご紹介しようと思います。 マイクロサービスについてマイクロサービスアーキテクチャ(マイクロサービス)とは、ソフトウェアアプリケーションを独立して配置可能なサービスの組み合わせとしてシステムを設計

ビジネスを加速させる次世代ローコード開発とは

こんにちは、雄谷です。   桜も満開になり、すっかり春本番ですね。私は花粉にやられておりますが、皆さまは如何お過ごしでしょうか。 日頃、株式会社ラキールのコンサルティング部門で、多くの企業のシステムマイグレーションやLaKeel DXによるデジタル化・DX推進を支援しております。   今回は、DXとセットで語られることが増えている『ローコード開発』について書きたいと思います。 加速している日本のDXの状況ローコード開発について書く前に、その目的である日本企業のDXの取り組み

Data Solution

データ活用ノウハウや開発チームの取り組みの紹介です。

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Trinoの動きを見ていく(1)

はじめに LaKeel Data Solution Group の小西です。私のグループで担当している LaKeel Data Insight という製品では、大量データを扱う関係もあり、データベースとの接続に Trino という高速クエリエンジンを利用しています。 そのTrinoについて、良く知っておきたいということもあり、実際にどういう動きをしてくれているのか、なぜ早いのか、を調べていきたくなり、興味の向くままに調べていった内容を、少しずつでもブログに残していこうと始